分 類 | トンボ目 |
科 名 | ヤンマ科 |
体 長 | 64〜87mm |
時 期 | 4〜8月 |
分 布 | 北海道〜九州、奄美大島 |
場 所 | 林に囲まれた池や沼 |
クロスジギンヤンマは「トンボ目ヤンマ科」に属する大型のトンボです。名前の通り、胸部に太く黒い筋があり、全体的に黒い部分が多い点が、一般的なギンヤンマとの大きな違いです。
また、複眼の色も特徴的で、ギンヤンマの黄緑色に対し、クロスジギンヤンマは宝石のような水色をしています。脚が黒く、腹部も黒地に鮮やかな水色の斑紋が入り、より精悍な印象を与えます。
発生時期はギンヤンマよりやや早く、初夏(5月下旬〜6月頃)から姿を見かけることがあります。薄暗く、木陰が多い小さな池や湿地を好む傾向があります。

この個体は、6月上旬に車で1時間以上かけて訪れたお気に入りの観察ポイントで採集したものです。同じ場所でこれまでにギンヤンマは何度か見かけていましたが、クロスジギンヤンマを確認できたのは今回が初めてでした。例年よりやや早い時期に訪れたことが、出会いのきっかけになったのかもしれません。
図鑑によれば、ギンヤンマの体長が最大で約84mmであるのに対し、クロスジギンヤンマは約87mmと、わずかに大型です。実際に手に取ってみても、確かに一回り大きく感じられました。そして何よりも印象的だったのが、水色の複眼の美しさです。光の加減によってきらめくその透明感のある瞳に、思わず心を奪われました。

これがクロスジギンヤンマだよ!
すごい、はるばる来た甲斐があったなぁ。
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